遅刻・忘れ物・期限に間に合わないを(ほぼ)しなくなるまでの闘い
もうすぐ新学期や新生活の時期なので
高校卒業後から徐々に克服できるようになってきたあれこれについて、どう工夫したのかまとめておこうかなという記事です。
(あくまで自分個人に合っていた方法であり、誰にでも当てはまる物ではありません。また、考え方を強制する意図もございません)
問題と工夫
長くなりそうなので結論から先に記載します。
キーワードは
自分を信用しない・全部一箇所にぶちこむ・習慣化・リマインド
とかそのあたりです。
■食べるのが遅い
→目の前の人と鏡写しのように食べる
一口でどのくらい掬うのか、どのくらいのペースで食べ進めるのかが分からなかったのが原因。パスタを1本ずつ食べるなど。
真似しているうちに克服しました。給食だとメニューも量も同じなので真似しやすいです。
自分の経験としては三角食べよりもばっかり食べの方が集中できて早く食べられます。口の中で味が混ざるのも当時は苦痛だった気がします。
■興味がないことには気が散って集中できない
→気を散らしていいタイミングで気を散らす
ずっと集中するのは無理なので、あえて気を散らすタイミングを作るようにしました。
授業中は板書を取るときだけ集中して、あとは好きなことを内職する。そうすれば眠くなりません。板書だけで最低限の成績は維持できます。全部集中しようとした結果寝てしまって板書すら取れないのが一番ダメ。
■課題が期限内に終わらない
→内職で課題をやる
いつまでなのかは分かっているけど、「いつやるか」を決めていないのが原因。
つまらない授業の内職でやるのが一番効率が良かったです。会社に入ってからは勤務時間内にこっそり課題を終わらせています。
・返却期限
図書館で借りた本は「通勤時間に読む」と決めれば期限内に返せるようになりました。
日記や日課なども、場所と時間を決めるのが一番効きました。「帰りの電車の中で書ける分だけ書く」とか、「寝る前にベッドの上で眠くなるまで描く」とか。
■忘れる・失くす
→習慣化とリマインド。重要なもの置き場やなんでも書いておくノートを作る
・カバンの中身
帰宅したら即、カバンの中身を全部出します。
→ゴミは捨てる
→財布・定期券・家の鍵など毎回持っていくものは玄関近くの1つの箱にまとめて入れる。薬や絆創膏など使ったものは補充して同じ箱に入れる
→ハンカチは洗濯機に入れる
次に出かけるときは、箱の中身をカバンに全部入れる+ハンカチ+その日必要なもの
だけを考えればいいので、忘れ物しなくなりました。衛生面で抵抗がなければハンカチも箱に入れておくとなおシンプルで良いです。
その日必要なものは、思いつくたびにカレンダーへ書き込んでおいてリスト化しておけば忘れません。
極論になりますが、持っている物の数が少なければ少ないほど忘れ物は減ります。
自分と同じタイプかつ片付けが苦手な人は、物が多すぎると片付けしようにもパニックを起こしてしまうので、分類→整理→収納の順に片付けることを意識すると良いです。
分類してあるだけでも捜索効率が上がるので、忘れ物を減らす効果は充分あります。
分類といっても、特に難しいことは考えなくていいです。要は同じタイミングや同じ目的で使うものを一箇所にぶち込んでおくだけのことです。
・期限付きの大事な書類
→大事な書類入れに入れて、期限1日前にリマインドを設定する
・期限はないけど大事な書類
→会社関係・習い事関係・その他
みたいな感じで大きなファイルを用意。そこに全部突っ込んでおく。無くさない&すぐ見つかる が大事です。
・パスワードとかメモとかルーズリーフとか
→全部スクショか写真に撮ってEvernoteにぶち込む
多分ここにある! っていう安心感と検索性能。
・重要なメール
→見た瞬間に重要マークをつける。「○日までに手続き〜」系のメールはリマインド設定する。埋もれないようにこまめにメール整理をする
携帯電話を開いたタイミングで絶対にメールチェックをするように習慣化。
・重要マークをつける
・申し込み期限や手続き期限が書いてあるものはリマインド設定する
・いらないメール、終わった内容のメールは削除する。判断がつかないものは同じ事業者から送られてきたもののうち最新のものだけ残すようルールを設けると楽
・人に貸したものや返してもらう期限
→その人とのLINEに記載して固定しておく
返してもらったら「返してもらった」と投稿して固定を外す
・作業手順
→マニュアルを作る
自分専用のマニュアルを作って、ミスしたりトラブルが起きたりするごとにアップデートしていくと抜け漏れが減ります。
仕事で自分が学習したこともすぐ忘れてしまうので、記憶を保てているうちに作っておいたマニュアルによく助けられています。
リマインドはLINEのリマインくんがおすすめです。
時間になったらLINEで知らせてくれる、ただそれだけ。知らせ済みのリマインドは勝手に消えます。
リマインドアプリを入れたところで、リマインドアプリの存在が頭から抜け落ちるし完了未完了の管理などできません。終わったのか終わってないのか分からない謎のリマインドの山が築かれるだけです……。
■遅刻
→30分前に着くつもりで支度する。間に合わなそうなときは手段を選ばず課金する
支度を始める時間の見積りが甘いのが原因。30分前に着くつもりなら30分のバッファが作れます。10分に1本ペースの電車なら3回見送れるので、支度が終わらないときは「あと10分追加!」の魔法が3回使える感じです。
これは未だに試行錯誤の毎日です……。大事な友達と会う日ほど「ちゃんとしなければ」という気持ちが強くなるため、「この格好じゃダメかも」「あれも持っておいた方がいいかも」みたいな不安が出発直前に襲ってきてギリギリになります。
・寝坊
→時限爆弾作戦
命名はテキトーです。
1回目のアラームを寝ぼけたまま止めて二度寝するのが原因。
寝床の近くで1個目のアラームを鳴らし、その5分後に玄関前に設置したアラームを鳴らすといいです。
玄関前で鳴ったら近所迷惑でヤバいという直感が走るので、危機感で5分以内に起きられます。
(1回目のアラームにすら気づかないのであれば、大音量タイプに変えるか睡眠時間を増やすか電気をつけたまま寝て眠りを浅くするか……くらいしか思いつかないです……)
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ここから先は自分語りです。
思い返せば幼少期から、
遅刻・忘れ物・提出超過超過・時間内に終わらない諸々
とは切っても切れない縁でした。
エピソードも色々あります。
ヤバエピソード
■ギリギリ登校で周りに迷惑をかける編
・マンションのエレベーターを毎朝母にキープしてもらっていたため管理人さんから怒られる
・「あなたのせいでうちの子が朝学校で遊べないんですよ」と集団登校で他の子の親から怒られる
・徒歩15分の距離を車で送ってもらう(激ヤバの日のみ)
・遅刻届を出しすぎて親呼び出し
・体育祭の朝練で「次に遅刻したら許さない」と言われた翌日に遅刻する
■集中できない編
・習い事の最中に窓の外やコンセントの穴が気になって怒られる
・つまらない授業では眠気に抗えない
■時間内に終わらない編
・給食を時間内に食べ切れず、昼休みも5時間目の授業中も食べ続け(させられ)る
■期限に間に合わない編
・宿題は毎回「持ってくるのを忘れました」で猶予を1日稼ぐ(家が近いため、「じゃあ放課後取りに帰りなさい」と言われて詰むことも多々)
・夏休みに終わらない夏休みの宿題
■忘れる編
・前日にカバンの中身を用意できない(朝慌てて準備するため、毎日何かしら忘れてくる)→その場で知恵を絞ってどうにかするスキルだけは身につく
・同じハンカチを使い続ける(ハンカチを洗濯機に入れることを忘れる)
・カバンの中にゴミが溜まっていく(捨てることを忘れる)
・ティッシュの空袋しか持ってない(使い切った後補充することを忘れる)
・プリントを親に渡すのを忘れる
怖くなってきたのでこの辺で……。
ヤバすぎて中学生のとき、六者面談の末退学させられかけました。
同い年のクラスメイト達から本気で怒られているときの惨めさは今でも忘れられません。
自分でもどうしてこんなにできないのか分からなくて当時は辛かったです。
高校卒業後から楽になった理由考察
大学生になってからは、急に生きるのが楽になりました。
・校則が厳しくない
・要領よくやれば楽に単位が取れる
・好きな授業が選べる
・遅刻しても咎められない
・課題提出の頻度が低い
・レポートや試験の一発勝負が多い
何分までなら遅刻して平気か計算して登校する。必要な板書だけ取っておけば、寝たり内職したりしてても単位は取れる。
毎日の小テストや課題提出が無く、期末のレポートや試験で成績が決まるのも相性が良かったです。
生活に余裕ができて、自分の苦手克服を考える余裕もできました。
まあこれいい話みたいに語ってるけどクズなので、学生時代にちゃんと学ばなかった罪悪感と劣等感は一生消えないんじゃないかなと思います。
なんとかみんなと社会生活の足並みを揃えられるようになってきたよ、という話でした。